オシャレな内装とは
最近、お客様から「インスタに載ってたこんな感じにしてほしい」と写真を見せていただきながら、ご要望をお聞かせいただく機会が増えています。Yahoo!やGoogleの検索エンジンからSNSでの検索へ移り変わる流れを感じます。
そのことも関連しているのか、内装の出来栄えにこだわるお客様も増えてきました。快適性(温熱環境など)、デザイン性、経済性などお客様のこだわり重要度をバランスよくご提案するのが私達の仕事だと思っておりますが、ある程度のデザイン性を求める方が増えています。
至極当然の話ですね。同じ快適性や経済性ならオシャレな家に住みたいですよね。
これは家に限ったことではありませんが、オシャレと言ってもトレンドがあり、それに合わせていかないとオシャレに感じることはありません。ただ、家は高価なものであり、買い替えスパンが長い(ほぼ無い)のでトレンドの動きもゆっくりしています。
こちらは20年前くらいの内装です。
全然悪くないのですが、最近のトレンドではないですね。
こちらはどうでしょう?
オシャレ!ってなりません?最近のトレンドですね。
基本的な違いはこちらです。
まず、床のツヤが違いますね。最近はムク材(本物の木)を使って自然塗料で仕上げることが多いです。
自然のものは部屋に馴染んでいて心地よく感じられます。
上の写真はきれいに掃除してあって清潔感はありますが、なんか浮いていて違和感が出ていますね。
あと、大事なのは窓やドアの枠や、床と壁、天井と壁の繋ぎ目にある廻り縁や幅木と呼ばれる部材の有無や形状ですね。上の写真はラインが主張しててカチッとしていますが、下の写真は無くしたり目立たなくしたりして馴染ませています。
注意していただきたいのは、今のトレンドをお伝えしているだけで、数十年後にはツヤツヤの床にカチッとした枠材になっているかもしれません。
ついでにもう一つ。ここまでレトロにこだわると、オシャレに感じられますね。
空間づくりって、なかなか難しいですね。
また、フローリングの色次第で部屋の印象は大きく違ってきます。
大きく分けると
- 白いフローリング
- 黒いフローリング
- ナチュラル色のフローリング
というように分けられます。
たとえば一番人気のナチュラル色のフローリングは白と黒の中間にあたるので部屋の汚れが目立ちにくく、どんなインテリアにも合わせやすいという特徴があります。
一方、白いフローリングは洋風の家に合いますし、濃い色のフローリングはモダンや和風などの家に合い、落ち着いた印象の内装にすることができます。
このようにフローリングの色によって合いやすいインテリアは変わってくるので、目指す内装に合わせたフローリングを使うのも重要な要素となってきます。
他には壁の素材や色柄でも大きく変わっています。家具やカーテンも大事です。
しかし、床がベースとなってくるので床選びは慎重かつ大胆に進めていただくとが重要になってきます。
インスタや検索エンジンで画像検索をしながら家族で大まかなデザインコンセプトを決めてから進めるといいですよ。
せっかくの家作り、楽しんで進めていきましょう!
いづれ、壁やカーテンも取り上げていけたらと思いますので、そのときはぜひ!