省エネ住宅を大まかに分かりやすく捉える
11月26日に「こどもみらい住宅支援事業」が閣議決定され、その日以降に工事請負契約を締結した方に最大100万円を補助することになりましたね。
概要はこちらをクリック↓
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001444197.pdf
簡単に言うと、若者世帯or子育て世帯+省エネの新築住宅の建設or購入で60万円以上もらえる制度です。
ちょっと前に終了した住まい給付金+グリーン住宅ポイントに変わる制度であると言えます。
今までも省エネ住宅には色々な補助金がありました。
やはり政府は省エネ住宅推進に向いているんでしょうね。
そもそも「省エネ住宅」って何?って思っている方は実は多いのではないでしょうか?
テーマのとおり、大まかに分かりやすく言うと、
①断熱性能を上げる
②あまりエネルギー(ガスや電気)を使わない
住宅ということになります。
そして、この2つにレベル(基準)というものを設けています。
①断熱等性能等級
②一次エネルギー消費量等級
これがそれぞれのレベルになります。
このレベルに応じてBELSやZEHという認証制度が設けられているわけです。
もう、ややこしくなってきましたね。(笑)
BELSやZEHについてはいろいろなサイトに掲載されているので、
今回は「分かりやすく大まか」に集中してみます。
では、①断熱等性能とは何かというと、
どれくらい暖かい服を着ているかみたいなもので、
モコモコである必要もゴツゴツしている必要もありません。
分厚いダウンジャケットより最近はスマートなダウンジャケットが増えてきていますよね。
また、ヒートテックも当たり前になってきていますね。
住宅も似たようなもので、どれだけ熱が逃げやすいかが重要です。
その観点でいうと、首、手首、足首の周りからも熱を逃がさないようにすることは、
窓から熱を逃がさないようにすることと似たようなイメージになります。
「ヒートテック+高性能ダウンジャケット+マフラー+手袋+防寒ブーツ=断熱等性能等級が高い」
という図式が成立します。
次に、②一次エネルギー消費量では、一次があれば、二次や三次があるのか?
あるとしたら、何?ということが疑問になります。
分類としましては、
一次エネルギー、二次エネルギー、最終エネルギーというものがあり、
・「一次エネルギー」とは、加工されない状態で供給されるエネルギーで、石油、石炭、原子力、天然ガス、水力、地熱、太陽熱など。
・「二次エネルギー」とは、一次エネルギーを転換・加工して得られる電力、都市ガスなど。
・「最終エネルギー消費」とは、産業活動や交通機関、家庭など、需要家レベルで消費されるエネルギーの総量。
と定義されています。
また、ややこしくなりましたね。
なんとなく、電気やガスの使用量が少なければいいんでしょ、
って思ってしまうところなんですが、実は最終的にはそういうことなんです。笑
ただ、電化住宅とガス化住宅、その他のエネルギーを使用した家の
どれが一番エネルギーを使うかは分からないですよね。(いくらくらいかかるかは分かっても)
これも人間生活でいうと、ダイエットみたいなものです。
肉400gと野菜400gと米400gを食べたら最終的にどれが一番太りますか?
と聞いて「同じ」と答える人は多分いないでしょう。
カロリーに戻したりして計算しますよね。
「カロリー=一次・重さ=二次」と考えるといかがでしょう?
エアコンや床暖房などの冷暖房設備、換気扇、照明器具、ボイラーやエコキュートなどの給湯設備、
あとはお湯が出る水栓などのその他の関連設備を項目に分けて、
単位(ジュール)を統一して数値化し計算するのです。
その上で少ないエネルギーで生活していきましょうということになります。
大まかに分かりやすく省エネとは
①断熱性能
(人間)「接触冷感素材やヒートテックで温度調整すれば、身体や家計に優しい」
(お家)「窓や屋根・外壁などの断熱性能を上げれば、地球や家計に優しい」
②一次エネルギー消費量削減
(人間)「野菜中心の食生活をして太らずに生活すれば、身体や家計に優しい」
(お家)「あまりエネルギーの使わない機種を選べば、地球や家計に優しい」
という結果になりました!
分かりやすく伝えるために少しだけ正確性に欠けるかもしれませんが、
営業マンの独り言ぐらいに聞いていただけると幸いです。
今後も省エネ住宅は注目のキーワードになります。
どかこで太陽光発電などの再生可能エネルギーについて考えてみたいと思います。
ざっくり言うと「日本で作れるエネルギー=家庭菜園」ですね。